バッテリー溶接機
バッテリー溶接機
余ったバッテリーを使って、溶接機を作る。
レストアラーは結構自作の溶接機を使っている。
直流溶接機は使用したことがないのでどんな物か試してみたい。
でも、電流の調節が出来ないので、綺麗に溶接が出来るのかやってみなければ分からない。
大きな期待はしていないけど、ともあれ制作開始。
2007-4
1.6ミリの鋼板ですから。
結構重量もあります。
電源ボックスは洗浄機のもの。
ちゃんと塗装しないと様にならないかも・・。
なんか面倒・・。
肝心の部分は一番最後になりそう。
失敗したら、工具箱にしよう。
頑丈です
このために新品導入。
22sqキャブタイヤ、アース、溶接棒クリップ等々。もったいないので別なアーク溶接機のと取り替える。
溶接グッズ
かなり大型です。
冗談です。
見かけも性能なので、箱を作ってみたら大型の工具箱になってしまいました。
工具箱です
一応バッテリーが3個並んで入ります。
なので結構大きいのです。
当然キャスターが付きます。
この通り
何かに使えそうなので、前もって買っておいた銅板。3ミリくらい。
バッテリーの端子を作る。
買う事は全く考えていない。
銅板
端子と同じ太さの棒に巻き付け。
銅は柔らかいので簡単に巻き付けることが出来た。
柔らかいので・・
端子1セットは廃車から調達。
これでバッテリー3個分の端子が完成。ケーブルは22sqを使用する予定。
ベースは壊れた洗車機
バッテリー3個は結構な重量になるので頑丈にしなければ。
ベースは壊れた洗車機
2個と3個を切り替えて使えるようにしたいし、電源スイッチも付けたいけど、どこに付ければ・・。
これ以上大きくしたくないし。
ま、後で考えることに。
このままではつまらない
バッテリーの充電を1個ずつじゃなく、2個とか3個を同時にするためには、並列に接続すればいい。と、思っていたら、ダメらしい。
偏りがあるのでバッテリーの寿命を縮めてしまうみたい。
正しくは直列にして24V用の充電器を使うのが正しい充電。
複数同時に充電出来る充電器も売られているけど。ちと高い。
12V用の充電器が2〜3台あった方が楽かも・・。
長く使うためにはかっこよく耐久性も高く無ければ。内側もしっかり下塗り。
プラサフ
車ではないのほどほど適当に、パパっと塗ってしまう。
プラサフ
ガンはこれ1個しか持っていないのでプラサフ・塗料も兼用。2個以上あると便利なんだけど。
スプレーガン
実際はホコリ等がついてブツブツになっている。こんなもんでしょ。
在庫塗料を使ったので「黒」。
写真だとピカピカ!
内側もしっかり。錆びやすいからね。
ブラック!
スイッチボックス。24Vと36Vの切り替え。ケーブルは全部22sq。
配 線
キャスターも付けて。ハンドルも付けました。ハンドルの元は椅子の骨組みから。
レバーの元はバイクのブレーキレバー。
開閉用の取っ手、蓋も固定出来るようにしました。
でもまだ何となく工具箱に見える。
付属品も・・
良い感じです。
全 開
中はこんな感じになってます。
内 側
24Vと36V、OFFを固定するためのロックを追加しました。
知らすに電源が入っていたら怖いので。外した状態。
レバー固定
結構がっちり固定されてるので安心。
ロック
さて、肝心の溶接は?
まず24Vで試す。棒径2.6mm→多少の火花が散る程度。
1.4mm同じ。??
36Vで試す。 棒径2.6mm→まだ弱い。
2mm→溶接出来るけどちょっと弱い感じ。1.4mm→綺麗に出来た。
ひょっとして、バッテリーが1個ダメになっている?
か、どこかでロスしてる?
36Vにしても24Vくらいの感じだ。
疲れたので明日検査することに。
0.7mm同士の鋼板(車のボディと同じ厚さ)溶接でも穴が開きにくい。
スパークの色が交流とは明らかに違う。
青みががった鋭い感じの火花が出る。
これは使える!!
でも、問題が・・、デカイので邪魔!
またガレージが狭くなった。
でも。実用的な工具が制作出来ると何か嬉しい!!
次回チェックを入念にして完成させる。
極性のシールなどを貼って、バッテリー溶接機の完成です!!
完成です!!
チェック!
テスターで最終電圧を測定。 36Vのはずがなんと24V!?
24Vのはずが12V!?
原因→配線ミス。
そういえばケーブルの長さをきっちり確保したはずなのに、1カ所はちょっと長めで、1カ所が短かった所があった。
要するにケーブルの入れ違いだった。
正しく直して電圧測定。 36Vで37V
24Vで25V 車の12Vというのは実際には14VなのでOK。
いざ溶接!
ぉお!!すごい!、36Vだと3.2ミリの溶接棒で楽々溶接出来る。スパークの色は青白い。
24Vだと1.4〜1.6ミリの棒が良いくらい。
1.4ミリの棒で0.7ミリの鋼板を溶接してみると、「チリチリ」といいながら綺麗にビードが出来る。
マフラーとか薄物の溶接にいいかも。
贅沢を言えば、24〜36Vの間で調節が出来ればいいのだけど・・。
その後の溶接機
若干の改良を行った。
かいりょうというほどではないけど、ケーブルアダプタを付けて他の溶接機とのケー部を交換を出来るようにしました。
溶接機それぞれにケーブルは無駄だし。
で、実用的にも使用しています。
マフラーの修理に3回ほど使用しました。
今までだと必ず溶接穴が開いていたけど、24Vで1.6mmの溶接棒を使用して穴が全く開くことなく、修正が出来ました。
アダプタ
もっと早い内に使っていれば良かった。
結構便利です。
例 の・・
防水防塵カバーです。
妻に制作して貰いました。
制作して貰うまでに数ヶ月かかりました。
あの手この手でお願いして、制作時間は寸法取りの含めて1時間以内。
もっと早く作ってくれてもいいのに〜。
最近愛情が薄れてきてます。