サイモン&ガーファンクル

2009/7/18
札幌ドーム

隣の女性は泣いていました。
私も感動のあまりもう少しの所でした。
あの、S&Gが目の前で歌っているんだから感動が無いはずもありません。

もう68歳だそうです。
特にガーファンクルの声は以前のような透明感はありませんでしたが、それは紛れもなくガーファンクルの声でした。
何度も何度も聞いているはずの「明日に架ける橋」を聴いたとき、思わず目頭が熱くなりました。
レコードで聴いていた、「あのサウンド」を生で聴けるなんて、夢のような時間でした。

「開演」は午後5時、にもかかわらず、だらだらと歩く姿が多く、ちょっと情けない感じがありました。
実際の開演は約10分遅れ。
「旧友」から「セシリア」まで全25曲(だそうです)。
バック10名の奏でるサウンドは、コンサート慣れしている妻も感動していました。
休憩無しの約2時間半はあっという間に過ぎ、本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。

来場者の平均年齢はかなり高かった。
60歳・・・、までは行かないかもしれないけど、近い感じ。
スタンド席の急な階段は私にも堪えました。
札幌ドームには初めて入りましたが、綺麗で分かり易く、そもそも私は「球場」という所が初めてなので、当たり前の事かもしれませんが。
男女の比率は、4:6くらいに見えました。

私の席の4列前に、知っている顔が・・・。取引会社の社長だ。
彼は私と同年なのでS&G世代は分かるが、函館から来ている。
2万人以上いるのに、4列前にいるとは・・。
彼は、たぶんコンサートを理由に「女」と札幌に泊まるつもりだ。
イヤミのつもりで挨拶に行ってやった。
彼は呆然としていた。
放心状態で握手を交わし、私の「笑顔」だけ見せてやった。「いつも誰かが見てるぞ〜」という、親切心だ。
私は優しい。
彼は、二度目のアンコールの時には既にいなかった。
「やはり」と私は思った。
こんど会うのが楽しみだ。
コンサートの後、どこへ行ったのか、しっかりと聞いておかなければならない。彼の会社で。